2006 |
11,25 |
«珍味のお味は?»
更新 novel 「潮騒」
一応注意書きはしてますが、今回の話は救いがありません。
先に読んでくれた友達も「後味が悪かった」という感想。たぶん後味は悪いよっていうことと、寝る前に読むつもりだって言うから、読後スッキリは保障出来ない、とは事前に伝えたんですけど、案の定というか(苦笑)
ちなみに前編のみなら、普通の(?)恋愛話です。
そういえば、去年辺りから大学で習ったことを話に入れる、が時々あったり。
本来は仕事(資格)のためにやってる勉強。専門知識も少なくないから、それを小説でも出せたらいいなぁって思うんですよね。勉強しないとあまり聞きなれない言葉とかは、他の人がネタに使うことが少ないだろうって理由だけど(苦笑)
ただそれとは違う理由で、そういった専門的なことを知る機会になれば、というのも。
特に精神疾患の類は、近年増えてきてるにも拘らずどうしても認識度が低いというか、良くない先入観が根付いちゃってるというか。それを払拭しようとか大それたことは思わないけど、こういう疾患なんだよ~とか知ってもらえたらいいなぁと。
機会があれば、深く実情を掘り下げない程度で、じっくり書いてみたいな…。
とにかく今月も更新出来てよかった…。でもまだ、更新カテゴリ2つ目;
以下は「潮騒」の裏ネタというか、言い訳というか。
そんな大層なものでもないんですけどね。でもちょっと長いです。
今回の話は、大学の講義で『失外套症候群』という言葉が出てきて、それを使いたいがために生まれたモノでした。それに加えて、救いのない話を書いてみたいなぁ、と。
時間とやる気がもう少しあったら、前半の日常話を膨らませたかったんですけどね。あれでも最初のプロットに比べると増えた方なんです。このままだと後半の非日常と比較し難いかな、と思って。(奈緒が晃司に「ありがと」という場面とか、麻里亜の暴力(?)行為とか)
後書きでも書いてるんですが、一応色々と調べはしたものの、医療に関することは間違いばっかりだと思います;こういう専門分野は突っ込んで詳しく書いてみたいけど、調べるのが大変…。
あと、書いてる時は何も思わなかったんですが、実は4歳違いの兄妹って「stand up」もそうなんですよね…(向こうは姉弟)。久し振りに読んで驚いた。
シスコン・ブラコンだし、姉→弟で苛めてるし(要は、女の子側が苛めてる)。晃司と麻里亜だけじゃなく、晃司と奈緒の関係とかお互いに向ける感情とかも、近いものがあったり。無意識に書いてるくらい、そういう設定というか、関係が好きみたいです。
……自分と弟との関係に対して、不満や理想みたいなのがあるんだろうか;確かにブラコンでもなくシスコンでもないだろうけどさ。
とにかく、晃司と麻里亜みたいな掛け合いは好きです。……ただ単に、ヘタレ男を書くのが好きなだけな気もしなくないけど、とこうやって書いてて思った(笑)
あ。これって「stand up」の悠紀・梨沙・亮の関係もそうだ…(ちょっとネタバレ?)。